愛犬と暮らすシンプルなコンパクトハウス

外観において印象的な縦ハゼ葺きの黒ガルバリウムに白色のジョリパット塗り仕上げ。そしてレッドシダーの木張りを組み合わせ。今人気の3色使いで飽きのこないシンプルな印象を。お庭には沖縄の花ブロックを２段に積み重ね、長く連なる姿はなかなかの存在感。

室内の壁は飽きのこない白色をベースに、壁の一部は色を変えて遊んでみたり、リビング階段をアイアンと木の組み合わせにしたりと質感やバランスにこだわるご主人のアイディアが詰まっています。

白、黒、木色を基調としたLDK空間には、パナソニックのキッチンが良く似合う。スリムでスタイリッシュなLクラスキッチンは、天然の雲母を配合し深みと透明感のある有機ガラス系人造大理石カウンターを採用。凹凸のある表面は傷にも強くはっ水・はつ油成分を配合することで汚れがつきにくくなっている。

60インチのブラビアよりも幅広いテレビボードはご主人の自作。角を落としアールが効いたまっ白なテレビボードは世界にただ一つの一点もの。下部にはLED照明が取り付けられているので間接照明の機能も果たします。

SE構法を採用した住まいだから家の中に居てもその存在を感じていたい。ご主人の想いをカタチに、リビングの天井には300㎜の厚みがある梁を並べあらわしに。一般在来の家ではまず見ることがない梁材の迫力に圧倒されます。

パナソニックキッチンを配した足元には、水汚れを気にして無垢材ではなくタイルを敷き詰めました。足元が寒くなりそうなイメージですが、28mmの合板の上に敷いてあるので冬場でも気にするほど冷たくなることはありません。写真左手の白いキッチンカウンターもご主人の自作。木張りのアクセントがお洒落ですね。

トイレスペースも、キッチンの足元同様にタイル張り。一部正面の壁も立ち上がりまでタイルを採用。お手入れのしやすさとデザイン性を両立。手洗いボウルを置くカウンターもご主人が制作されました。トイレ空間の暗くて汚いイメージを上質で清潔感のあるイメージに一新。

浴室を2階に設けることで、脱衣、洗濯、乾燥、収納といった一連の流れを家事動線上に。しかも5帖のランドリールームにより、天気が悪い日にリビングで干したり、洗濯物がソファーの上に乗っていたりするなどといったことが解消。長いカウンターのすっきりとした洗面カウンターもご主人の自作です。

外壁に採用するガルバリウム鋼板の無機質な表情を和らげる効果もある無垢板。現場加工で張り合わせにも時間と手間が架かるたいへんな作業。大工さんの仕事の善し悪しが出る部分。ご来主様の暮らし方にあわせ様々な素材をご提案し住まいに施していきます。玄関サッシ周りに仕上げられた木の表情をお楽しみください。

建物と花ブロックの間にご主人が芝生を敷き詰められました。ワークショップでの学びが活かされとても綺麗に仕上がっています。さすが職人さん！といったところ。愛犬のイヴも嬉しそうに芝の上を走り回ります。その他の外構やお庭については、住みながら自分たちで少しずつ手をかけていく予定とのことです。