アイランドキッチンのメリットとは？おしゃれな事例もご紹介！

更新日：2023.8.9　作成日：2020.10.12

キッチンには色々な配置の仕方がありますが、中でもアイランドキッチンはちょっと贅沢で特別なイメージがあるのではないでしょうか。今回は、アイランドキッチンを取り入れたい方の為にその特徴と、快適に使うためのポイントをご紹介します。

アイランドキッチンとは

アイランドキッチンとは、部屋の中央に、まさに「島」のような形で設置されたキッチンの事です。キッチンがオープンなので、いかに生活感を消しておしゃれに見せるかが重要になってきます。お客さんを呼ぶのが好きで、キッチンを中心に家族や人が集まってくる空間を作りたいという方には、ピッタリのキッチンだと言えるでしょう。

アイランドキッチンのメリット

まずは、アイランドキッチンのメリットから見てみましょう。部屋の中で独立しているのが特徴のアイランドキッチンには、他のスタイルにはないメリットがたくさんあります。

開放感がある

アイランドキッチンのメリットの一つ目は、開放的な空間を作れる事です。部屋の中央に設置されるので、キッチンのどこに立っても、目の前に遮る壁はありません。全てがフラットなので、掃除もしやすくいつでもキレイをキープできるというのもいいですね。

家族とコミュニケーションが取りやすい

アイランドキッチンは目の前がオープンなので、自分がキッチンで作業している時にも、その前方に立つ人とコミュニケーションが取りやすい作りとなっています。また、背面にも通路が広めに確保できますので、家族が一緒に作業をするのも容易なキッチンと言えます。

自由度が高くおしゃれなデザイン

アイランドキッチンは、システムキッチンでも、デザインがおしゃれなものが多いように思います。天然木を使った温かみを感じるデザインや、全てを白で統一したスタイリッシュなキッチンなど、お部屋の主役のようなクオリティーの高いデザインは、アイランドキッチンの特徴といえます。元々、アイランドキッチンを選ぶ人はこだわりの人というイメージがありますので、キッチンメーカーとしてもお洒落であることに重点を置いているのでしょう。

アイランドキッチンのデメリット

次に、アイランドキッチンのデメリットについてお伝えします。デメリットと言っても、気になるかどうかはその人次第ですので、まずは見てみましょう。

手元が丸見えになる

アイランドキッチンは、天板が全てフラットな作りなので、キッチンでの作業経過が全て見えてしまいます。また作業が終わった後に、すぐ片づけをしないと、汚れた食器や調理の際に出たごみなども見えてしまいます。ですが、これらの事は、常にキッチンをキレイにしておくというモチベーションにつながるとも、言えますね。

収納スペースが少ない

アイランドキッチンには、通常のキッチンであれば設置される、吊戸棚がありません。この分、収納量が減ってしまうのはデメリットであると言えるでしょう。解決策として、背面に収納棚を、床から天井まで造り付けることもできます。あるいは、キッチンのサイドにパントリーを計画すれば、スッキリとした空間をキープ出来ますね。

アイランドキッチンを綺麗に保つポイント

アイランドキッチンは全てがオープンであるため、常にキレイにしておかなければ、空間全体が雑然とした印象になってしまいます。ここでは、キッチンをキレイに保つポイントについて見てみましょう。

天板を掃除しやすい素材にする

アイランドキッチンは、奥行きも広くオープンなデザインの為、掃除をしなければならない範囲が広がってしまうとも言えます。そこでおすすめなのが、汚れが落ちやすく、掃除がラクな天板を選ぶこと。汚れてもさっとひと拭きでキレイになれば、お掃除もストレスにならないですよね。

臭いや汚れへの対策をする

アイランドキッチンはそのオープンな構造上、どうしても匂いや油はね、水はね等が周囲に広がってしまいます。その対策としては、高性能の換気扇を設置したり、油跳ねが少ないと言われているIHコンロにするなどの方法があります。IHは、使用後の掃除もしやすいというメリットもありますね。

アイランドキッチンのレイアウトプラン

アイランドキッチンにも、いくつかのレイアウトプランのバリエーションがあります。事例を元に、自分たちの暮らしに合うレイアウトを探してみましょう。

キッチンと向かい合う位置のダイニング

アイランドキッチンの向こう側に、ダイニングスペースがあるプランです。オープンなキッチンでありながらも、ダイニングとは領域がしっかりと分かれているという印象を受けます。このようなレイアウトにすることで、食事をする時にはキッチンの様子はあまり目に入らないようになっています。

ダイニングと一体となったアイランドキッチン

アイランドキッチンと一体になった、造り付けのダイニングテーブル。こちらのお宅は子育て世代なので、子供の面倒を見ながらキッチンでの作業がしやすいように、このようなレイアウトになったそう。ダイニングが接続していることで配膳や片付けもしやすく、動線が短いというのがポイントですね。

背面収納が充実したアイランドキッチン

アイランドキッチンは、他のタイプのキッチンに比べると収納が少ないという問題があります。けれども、こちらの事例のように背面に床から天井面までの収納を作ることで、問題は解決できます。扉が付いていることで、見せたくない時には扉を閉めて、スッキリとした空間を作れます。

動線の中心となるアイランドキッチン

アイランドキッチンのすぐ横に、ダイニングテーブルが配置されているレイアウトです。大きなダイニングテーブルでは、子供は宿題や勉強が出来ますし、大人もちょっとしたPC作業などが出来そうです。キッチンで作業しながら、家族の様子が分かるというのは安心ですね。

おしゃれなアイランドキッチンを作るには？

いくつか事例を見て頂きましたが、おしゃれなアイランドキッチンを作るためには、具体的にはどうすればいいのでしょうか。まずはオープンであることから、常にキレイにしておくこと、ダイニングとの関係を考えて配置する事、スッキリ見せる為に収納を考えておくこと、などがポイントとなりそうです。デザインはそれぞれの好みがありますので、それらのポイントを踏まえたうえで、あなただけのおしゃれなアイランドキッチンを作りましょう。