［大阪の重量木骨］和を紡ぐ平屋 -和の温もりと家事導線のお家

大阪府で実現した平屋の高性能住宅 ― 大阪・堺の一級建築士事務所、工務店のつむぐ家が手がけた重量木骨（SE構法）の施工実例 ― ◆はじめに 2025年5月、大阪府に完成した一邸の平屋住宅。 設計施工を担当したのは、大阪・堺の一級建築士事務所、工務店のつむぐ家 です。 延べ床面積 105.99㎡（32.1坪） 重量木骨（SE構法） を採用し、強固な構造と自由度の高い間取りを実現しました。 さらに、断熱性能 UA値0.31［W/㎡K］、気密性能 C値0.2［c㎡/㎡］ という国内最高レベルの住宅性能を誇り、パッシブハウス や 高性能住宅 を検討される方にも参考となる一例です。 ◆コンセプト：和の温もりとモダンの融合 この住宅の設計テーマは「和の温もりを現代的に」。 ・天然木のオークのフローリング ・天然オイル塗装の木製造作家具 ・大開口と縦格子による外観と内観の調和 これらが生み出す落ち着いた雰囲気は、まさに「日本の美意識と現代的な暮らしの融合」です。 四季折々の自然と共に暮らすという、日本の住文化を尊重しながらも、現代の生活様式にフィットする工夫が施されています。 ◆勾配天井のLDKが生む開放感 この家の中心となるのは、勾配天井のLDK。 天井を高く取ることで視覚的な広がりを感じさせ、コンパクトな延床面積以上の開放感を演出しています。 さらに、勾配天井を活かしたロフトスペースを設けることで、収納や趣味の場として活用できる柔軟性を確保。家族の気配を感じつつ、それぞれの居場所を持てる空間構成になっています。 ◆世界基準の快適性を叶える高性能仕様 この住宅は単に美しいだけではなく、世界基準の快適性を備えています。 ・断熱性能 UA値0.31［W/㎡K］ ・気密性能 C値0.2［c㎡/㎡］ ・セルローズファイバー断熱材とドイツ製調湿シートの組み合わせ ・24時間全熱交換型換気システムsumika これらにより、夏は涼しく冬は暖かく、一年中快適な室内環境を維持します。 特にsumikaによる全熱交換型換気は、外気を効率的に取り込みながらも熱を逃がさず、室内の温度を一定に保ちます。 ◆和の温もりを感じる素材選び 「大阪府で平屋を建てるなら、木の温もりを大切にしたい」という施主の思いを反映し、素材選びにも徹底的にこだわりました。 ・床：天然木のオークのフローリング ・壁：天然紙クロスにドイツ生まれのナチュラル塗料レイノス塗装 ・家具：天然オイル塗装の木製造作家具 ・外観：大開口と縦格子 これらが生み出すのは、シンプルでありながら長く愛される空間デザイン。住むほどに味わいが深まる、そんな家になっています。 ◆この家でいただいた評価について 「勾配天井のLDKは、家族が自然と集まる空間になりました」 「ランドリー室で家事が完結するので、生活が本当に楽になりました」 「一年を通して快適で、エアコンに頼りすぎない暮らしができています」 暮らし始めてから実感できる快適性と利便性。これこそが、高性能住宅 としての真価です。 ◆まとめ この大阪府の平屋住宅は、重量木骨（SE構法） の強固な構造を基盤とし、パッシブハウス級の性能 と 和の温もりあるデザイン を両立させた施工実例です。 大阪・堺の一級建築士事務所、工務店のつむぐ家 では、こうした「暮らしの豊かさ」と「性能の高さ」を両立する住宅を数多く手がけています。 もし大阪府で平屋やSE構法による高性能住宅をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

LDKの一角には畳スペースとスタディコーナーを配置。子どもが勉強したり、大人が読書やリモートワークをしたりと、多目的に使える余白を持たせています。

ダイニングの床材には、天然木のオークのフローリングが敷かれています。オーク材は堅牢で傷がつきにくく、日々の生活に強く寄り添います。家族が椅子を引いたり、小さなお子さまが走り回ったりしても、その美しさを長く保てるのは天然素材ならではの魅力です。そして、無垢のオークが持つ温かみは、食事をさらに豊かで心地よい時間へと導きます。 ダイニングのもう一つの特徴は、天然オイル塗装の木製造作家具です。収納棚は、この家の雰囲気に合わせて設計されたオーダーメイド。木の自然な風合いを活かした仕上げは、料理を置いたときの見映えを引き立て、食事そのものを一層楽しい体験にしてくれます。天然オイル塗装は体に優しく、子どもが触れても安心。日々の暮らしに寄り添う家具としての安心感があります。 このダイニングは、勾配天井のLDK の一部として広がっており、天井の高さによる開放感が大きな魅力です。食事中に感じるのは、圧迫感のないのびやかな空気感。さらに、大開口の窓からは自然光が差し込み、季節ごとに違う表情を見せます。春には柔らかな日差しがテーブルを照らし、夏には風が通り抜け、秋冬には縦格子を通した光と影が空間を演出します。 また、ダイニングは家族だけでなく、友人や親戚を招いたときにも活躍します。広がりを感じさせる空間構成と、造作家具による洗練されたインテリアが、訪れる人を自然とリラックスさせるのです。食事を楽しむだけでなく、語らいの場としても最適な環境が整っています。 この家のダイニングは、単に家具や照明を配置しただけの空間ではありません。オークのフローリングが生む安心感、木製造作家具の温もり、そして勾配天井と大開口がもたらす開放感。それらが組み合わさることで、家族が自然と集まり、日常のひとときが特別に変わる場となっています。 家族で囲む朝食、子どもの宿題を見る夕方の時間、そして週末のゆったりとした夕食。どの時間も、このダイニングで過ごすことで「暮らしの記憶」として深く刻まれていきます。

キッチンのレイアウトは、回遊できる家事動線 を意識して設計されました。キッチンからダイニング、リビング、さらにランドリーや洗面へと自然につながる導線は、料理をしながら洗濯や片付けもスムーズに進められる理想的な配置です。忙しい共働き世帯にとって、この効率性は大きな価値を持ちます。 また、キッチンは 大開口と縦格子 によって外部と緩やかにつながっています。朝の光を取り込みながら調理をする時間や、夕暮れに家族と過ごすひとときは、まるで自然と一体となるかのよう。人工的な照明だけでは得られない、心地よい暮らしのリズムがここに生まれています。 調理をする人だけでなく、家族全員がこの場所に集まりたくなる理由は、素材選びと設計の両面にあります。造作家具の落ち着いた木目に囲まれたキッチンは、居心地のよさを兼ね備えた「住まいの中心」。機能性とデザイン性が見事に調和した空間です。

洗面と水まわりのデザイン 洗面室にはmiratapの洗練された三面鏡を採用。 スタイリッシュなデザインと機能性を両立し、家族全員が快適に使用できる空間になっています。 また、浴室・洗面・ランドリーが効率よく配置されており、家事動線と生活動線が無理なく重なり合う工夫が光ります。

回遊できる家事動線とランドリー室の工夫 共働き世帯を想定し、回遊できる家事動線を取り入れました。 キッチンからランドリー、洗面、収納へとシームレスにつながる間取りは、家事時間を大幅に短縮します。 特にランドリー室は、この住宅の大きな特徴です。 ・乾太くん（ガス乾燥機） ・スロップシンク ・物干しバー を設けることで、「洗う・干す・乾かす・畳む」の流れを一室で完結可能。これにより天候や時間に左右されない、効率的な家事環境を実現しました。