MENU

平屋のような2階建て 33坪の実用サイズ

落ち着いた大人の佇まいを生む灰黒色の焼杉板
流行を追わず住み心地の良さを追求した外観
大きな庇がかかる玄関
住み人とともに成長する家
4メーターの天井高で開放的なたたみリビング
三方向に窓 明るく風通しの良い寝室
大容量の部屋干し空間は奥様の強い希望
四季の移り変わりを楽しめる玄関ホール
収納を兼ねた立ち上がりカウンターで手元を隠すキッチン
思っていたよりも便利 たたみ下の引き出し収納スペース

落ち着いた大人の佇まいを生む灰黒色の焼杉板

平屋のような2階建ての住まい。南向に向かって出窓が並ぶ、たたみみリビングを中心にしたコの字型のレイアウト。建物は最も高い部分で5034㎜と2階建てとしてはかなり低い。建物の外壁、南面と西面には本物の焼杉板(横幅165㎜×長さ3000㎜~4000㎜)を縦貼りに採用し、接道面から見えない外壁部分にはメンテナンス性とコストを考慮しガルバリウム鋼板を用いています。玄関の右手にはアオダモ(高さ3500㎜程)を配し建物とのバランス、外壁との対比を楽しんで頂ければと考えています。

流行を追わず住み心地の良さを追求した外観

広い敷地に大きな屋根を広げる建物。ここ江南市は風が強い風が吹く地域でもあるため、建物の東南と南西には防風林となるべく中木を植えています。建物東西の長さは12,740㎜、南北方向の奥行は10,000㎜。低いシルエットが安定感をもたらしています。たたみりびんぐの南面にはW1870㎜×H1170㎜の引き違いサッシが2組み並ぶ出窓を設けました。今回採用したサッシはYKKのAPW330。

大きな庇がかかる玄関

暮らしやすさを考慮し玄関の軒は深めに設けています。降雨時に玄関ドアに雨が当たったり、扉を開けた際に玄関内に雨が吹き込むなど、軒を設けていない場合や庇が小さい場合は困ることが多々あります。軒天に貼られた本物の木も無機質なボードと異なり温かい印象を与えてくれます。

住み人とともに成長する家

劣化していく外壁サイディングは使用したくなかったというご主人。素材の質感を味わえ経年変化で建築美を増す外壁をとご提案したのが今回採用した焼杉板でした。一度ご覧になり大変気に入っていただいたご様子だったのを今でもはっきりと覚えています。メンテナンスにおいては手間がかかる旨もご承諾いただき、経年変化する住まいの表情を楽しむことも、この平屋に暮らす魅力だと語るご主人。

4メーターの天井高で開放的なたたみリビング

全体には勾配天井のなか、キッチンダイニングと玄関部分のみ水平天井を造作。チークの積層材で特注したダイニングテーブルの頭上にはドムス社製のPILAペンダント(ブナ材)が吊るされています。ダイニングチェアーはご主人が家具店に何度も足を運んで選び抜いたお気に入りのクラウンチェア(柏木工・オーク材・W600㎜×D505㎜×H720㎜)と日進木工のWOC-165(W640㎜×D550㎜×H750㎜)が2脚づつ置かれています。

三方向に窓 明るく風通しの良い寝室

必要最低限で構わないと大きさを決めた寝室は6帖。セミダブルとシングルのベッドを配して人が歩ける通路が確保できればと計画当初から迷いなく決定。その代わりに、手持ちのテレビは壁掛け仕様に器具調整。コンセントやスイッチの箇所、位置は実際の生活を想定しベッドで隠れたりぶつからないよう注意を払いました。当初クロス張りだった勾配天井は、工事途中にご主人が変更を希望され羽目板貼りに。外部からの光を優しく反射する無垢の板にして正解だったと喜んでみえます。

大容量の部屋干し空間は奥様の強い希望

当初から奥様に強いご要望を賜わった家事室兼室内物干しスペース。南向きでとても気持ちが良い3.5帖の空間を設けました。明るい陽射しと風を取り込むW2550㎜×H2030㎜の大きな掃き出し窓(シャッター付き)を南面に配し、家族分の洗濯物が室内干しできる物干しを天井に取り付けました。洗面化粧台の左手にはタオル類を片付ける収納棚、アイロン掛けや洗濯物をたたむカウンターを設けて家事作業の負担を軽減しています。

四季の移り変わりを楽しめる玄関ホール

「四季を感じる住まいに」というご主人のご要望や、小さいながらも空間の拡がりをもたせる目的にて、視線の抜ける窓を意識的に多く配置している今回の平屋。玄関ホールの隣には外部の中庭を設け落葉樹を配置。外壁の焼杉板を背景に四季の移り変わりを楽しむことができます。また、浴室の隣には半坪程の目隠し空間をつくりウッドデッキを貼り鉢植えのオリーブを配しました。浴室の掃き出し窓を開ければ露天風呂気分が味わえ、お仕事で疲れた体を癒すくつろぎの空間となっています。

収納を兼ねた立ち上がりカウンターで手元を隠すキッチン

奥様がお気に入りのキッチンはLIXIL社のアレスタ。間口2550㎜×奥行650㎜×高さ850㎜。キッチンの背面には高さ1050㎜の立ち上がりを設け、床材と同じナラ材の積層坂でカウンターを造作。(奥行き400㎜。キッチンの天板からは200㎜の立ち上がりとなります)カウンター下は奥行250㎜の棚を設け、リビング側からの収納として使用。

思っていたよりも便利 たたみ下の引き出し収納スペース

「のんびり寛ぐにはたたみが一番。冬には炬燵も楽しみたい。」というご要望から生まれた『たたみリビング』。たたみ部分は床から250㎜高い小上がりとなっており、ちょっとした腰掛けの代わりにもなります。この250㎜の高さを収納に有効活用したいとのご要望から、幅600㎜×奥行600㎜×有効高145㎜の引き出し収納を4カ所設けました。

平屋のような2階建て 33坪の実用サイズ

設計する人と直接話しながら家づくりを進めていきたい。そんな想いから、建築士と距離が近い弊社を選んだK様。理想の住まいのイメージはご夫婦で其々異なり、ご主人は「四季を感じられる平屋」。奥様は「お洒落で落ち着いた家」が希望でした。「主人の意見を反映すると和の住宅になるけれど、昔ながらの感じではなく、今っぽいテイストがいいと思いました。共働きで朝の支度が重なるためトイレが2つは絶対条件でした」と奥様談。一体感のある住まいをテーマに、家自体は小さくても空間は大きくしたかったというご主人。一続きに広がるキッチンとたたみリビングに、寝室、書斎、ランドリースペース、大容量の収納とウォークインクローゼットなどを備えた延床面積33坪、平屋のような2階建てが完成。窓を開け放っても、外からの視線が気にならず、東西南北に四季折々の風が抜けるなど、自然の心地よさも特徴的な木の住まいで、これから何十年と快適な日々を過ごされることでしょう。

場所
愛知県江南市
延べ床面積
109.31m²
形態
一般住宅
竣工日
2016年08月

施工工務店データ

イエイエ  宮部建設の施工物件

  • 嗜好のガレージハウス 恒久な価値と暮らす日常

    嗜好のガレージハウス 恒久な価値と暮らす日常

  • 薪ストーブのある平屋

    薪ストーブのある平屋

  • 通り土間のある平屋

    通り土間のある平屋

  • ゆったり50坪 寛ぎの家

    ゆったり50坪 寛ぎの家

  • 郊外に建つ30坪の木の平屋

    郊外に建つ30坪の木の平屋

  • 都市型狭小地で叶えた木造ビルトインガレージの邸宅

    都市型狭小地で叶えた木造ビルトインガレージの邸宅

  • 創業65年 宇野カバン店

    創業65年 宇野カバン店

  • 木製サッシde繋がる家

    木製サッシde繋がる家

  • めいいっぱいの光を取り込む家

    めいいっぱいの光を取り込む家

施工物件一覧

人気の施工例

他の施工例を探す