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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

ルーバーは、オシャレなだけじゃない!ルーバーのある家で日々の暮らしを快適に

更新日:2023.10.19 作成日:2023.10.19
ルーバー
ルーバーのある家はおしゃれなイメージですが、あのルーバーは、デザインの為だけではなく、快適に暮らすための様々な機能も併せ持っています。今回は、ルーバーの機能面とデザイン面の両方をじっくり見てみましょう。


ルーバーとは


ルーバーで視線を遮断した外観
ルーバーとは、羽板と呼ばれる細長い板を複数枚、平行に並べたもので、デザインや役割に合わせて、縦方向と横方向の並べ方があります。日本の昔からの木造住宅、例えば町家などに、窓の外に縦格子が付いているものを目にすることもあるでしょう。縦ルーバーは、日本人には和のデザインとして馴染みが深いですが、横ルーバーは海外でも沢山見かけます。海外では、窓を外開きにすることが多いので、窓の内側に付けているパターンが多いですね。


ルーバーの役割


ルーバーで日差しをコントロールした家
ルーバーの役割としては、どんなものがあるか、見てみましょう。こんな役割もあったのか、というものもありますよ。



外からの視線を遮る

ルーバーの役割のひとつとして、外部からの視線を遮るというものがあります。家の塀の一部としてルーバーを用いれば、ある程度の開放感を残しながら、外部の視線を遮ることが出来ます。また、窓の外に雨戸の代わりにつけると、風を通しながらも、室内をのぞき込まれる心配はなくなります。


直射日光を遮る

ルーバーの役割には、日光が直接室内に入るのを防ぐというものもあります。日光が気になる西側に大きな窓がある場合には、可動式のルーバーの設置を検討してもよいかもしれません。可動式にすれば、日光が気になる時だけ使うことが出来て便利です。


風を遮る

ルーバーには、強風から家を守るという役割もあります。家の外部、塀の一部として使えば、強風が建物に直接あたることも少なくなります。また窓の外に付けることで、強風で外部から物が飛んできた際に、窓ガラスが破損することを防いでくれます。ルーバーは角度を変えられるようにしておくと、風の入る量を調整できます。


子供の転落防止

ルーバーは、バルコニーの手摺などに付けると、子供の転落防止柵として活用することもできます。ただし、横格子にしてしまうと、逆に梯子のように上ってしまう可能性がありますし、また、ルーバーの隙間に指などの体の一部が挟まってけがをする可能性がありますので、幅や間隔などに注意しましょう。


ルーバーの種類


ルーバーが特徴的な斜めの壁の外観
ルーバーを設置する際に、素材を選ぶ必要があります。役割や機能面、またデザイン面など様々な観点から適した製品を選択しましょう。



アルミ

アルミ素材は軽くて扱いやすいのが特徴です。また、見た目も金属色で、クールなイメージで外観を作りたい方にはピッタリでしょう。さらに汚れがあまり目立たず、汚れても掃除がしやすい点や、木のように虫食いの恐れがない点などメリットがたくさんあります。逆に注意が必要な点には、衝撃にはさほど強くないということが挙げられます。


木製

木製ルーバーの一番のメリットは、その素材感ではないでしょうか。外観を暖かみのある雰囲気に仕上げたい人には、ピッタリの素材です。年月を経て、木の色味が変わっていく様子を楽しむこともできます。ただし、腐食や虫食い、可燃性が高いことには注意が必要です。


樹脂製

樹脂製のルーバーは、人工木ルーバーとも呼ばれています。木の風合いを再現できるうえに、木製ルーバーのデメリットである腐食や虫食い、可燃などの問題をすべてカバーできる性能があるという理由から、近年人気の素材です。ただし、価格が他の素材に比べて高いので、使用範囲を計画的に決める必要があるでしょう。


ルーバーを設置するメリット

ルーバーを設置するメリットについて見てみましょう。デザインと実用面の両方のメリットがあるということがわかります。

デザイン性が高く、おしゃれな家に

ルーバーのあるシンプルモダンな外観デザイン
ルーバーのメリットの一つに、そのデザイン性の高さが挙げられるでしょう。家の外壁にルーバーを付けるだけで外観のアクセントになり、見る人に、こだわりを感じられるおしゃれな印象を与えます。家の雰囲気に合わせて、縦格子ルーバーか横格子ルーバーかを選ぶとよいでしょう。


プライベート空間に光と風を取り込める

ルーバーのあるアウトドアリビング
ルーバーの機能的なメリットは、外部からの視線をカットしながら、自然の恵みを室内に取り入れることができるということでしょう。ルーバーの隙間から、風を通し、太陽の光を室内に取り込むことが出来ます。角度を変えられる可動性のルーバーを採用すると、
風と光の入り具合の調整が出来ます。ルーバーを設けることで、視線を遮りながらも、明るく心地よい、くつろぎの空間を作ることもできるでしょう。


住まいにルーバーを取り入れた活用アイデア

実際にルーバーを取り入れた住宅の事例から、ルーバーをどのように活用しているか、様々なアイデアを見てみましょう。

人目を引くルーバーを持つこだわりの外観

ルーバーとモルタルを用いた外観
1階部分がモルタル仕上げの外壁で、2階から上にルーバーを設置したこちらの事例。外観は、施工前にあらかじめCGでシミュレーションして、モルタルとルーバーのバランスを見ながら使う範囲を決めていったそう。計算し尽くされたおしゃれな外観ですね。ルーバーは道路面からの人の視線をやさしくカットしてくれます。


ルーバーで囲われたプライベートガーデン

高いルーバーに囲われた中庭
L字型の中庭タイプの住宅で、隣地に面した箇所にルーバーを、目隠し壁として3階まで立ち上げています。このルーバーの壁のおかげで、中庭が程よく明るく、外部からの視線も気にならないという作りに仕上がっています。庭の植栽がある個所は、ルーバーを切り欠いて、より自然の光が入るようにしています。


ルーバー天井でシックな雰囲気を演出

ルーバー天井でシックな雰囲気のキッチン
ルーバーを室内のデザインとして採用した例です。ダイニングキッチンの天井にルーバーを付ける事で、リビングとの領域を穏やかに仕切ることに成功しています。ダイニングキッチンはシックで落ち着いた雰囲気に、リビングは大きな開口と白い天井で、光を取り入れる明るい空間に仕上がりました。


まとめ

今回は、ルーバーについて様々な情報をお伝えしました。ルーバーは、お洒落なデザインとしてだけでなく、様々な機能を持っています。自然のエネルギーを、調整しながら室内に取り込むことができる、非常に便利な仕掛けとしての役割もありました。重量木骨の家のサイトでは、ルーバーを取り付けた住宅事例が他にもご覧いただけますので、是非探してみてください。

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