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デザイン・性能・保証に優れた重量木骨の家とは?

30坪の広さの注文住宅失敗しない間取りのポイント&おすすめ実例4選を紹介

更新日:2024.8.22 作成日:2024.8.22
30坪 間取り
近頃はシンプルで無駄のない暮らし方をする人が増え、家づくりにおいても過不足ない広さが求められるようになりました。ちょうどいい大きさの家づくりを考えるために、今回は延床面積における30坪という広さについて見ていきたいと思います。建築費用の相場や、快適な間取りのポイントなどをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。


30坪とは?


ナチュラルモダンなLDKの30坪の間取り
30坪の家はやや小ぶりであるものの、3〜4人家族が住むのにちょうど良い大きさだと言われています。1坪=約3.3㎡なので、30坪=約99㎡、畳に換算すると60畳分の広さです。具体的にどれくらいの大きさを指すのかというと、テニスコート(シングルス)の面積は約195.63mであるため、これの半面と同じくらいの広さということになります。


30坪の家の建築費用相場は?


おしゃれな外観の家の30坪の間取り
30坪の家の建築費用相場を考えるために、まずは坪単価の全国平均を見ていきましょう。住宅金融支援機構の2023年度調査をもとに算出すると以下の通りになります。

土地を購入せず注文住宅のみ購入した場合の坪単価:約107万円
(内訳:建築費=約3,861万円、住宅面積=約119.5㎡)

土地付き注文住宅を購入した場合の坪単価:約101万円
(内訳:建築費=約3,406万円、住宅面積=約111.2㎡)

このことから、30坪の家の相場は3,000万円〜3200万円程度と考えられます。ただし、家を建てるエリアによって坪単価が変わってくることや、土地取得費などの諸費用がさらにかかることなどを考慮する必要があります。

出典:2023年度 フラット35利用者調査


30坪の間取りで失敗しないためのポイント


動線の効率を考える

開放感あふれるLDKの30坪の間取り
住み良い家を考える上で動線の効率化は欠かせません。例えば、回遊動線は行き止まりがないため、移動をスムーズにすることができます。部屋の配置も重要で、家事動線を考えてキッチンやランドリー、浴室などの水回りをまとめる、朝の身支度の動線を考えてLDKと洗面所のアクセスをよくする、といった工夫ができます。


収納スペースを十分確保する

30坪の間取りの広々としたLDK
30坪という限られたスペースの中で、収納をいかに確保できるかも重要なポイントです。十分な収納を設けなかったために、のちに増えた荷物の置き場に困るというケースは少なくありません。おすすめの収納は、壁面や床下、階段下などのデッドスペースを活用したもの。広さを確保しやすく、見た目もスッキリさせることができます。


家族構成やライフスタイルを考える

30坪の間取りの将来壁で間仕切れる寝室
必要な部屋数や快適な間取りは、家族構成やライフスタイルによって変わってきます。例えば、家族間のプライバシーを守りたいと考えるのであれば、人数分の部屋を用意する必要があります。また、子どもが生まれたり巣立ったり、介護のために親と同居したり、家族構成の変化に合わせて柔軟に対応できる間取りを考えなくてはなりません。老後に備えてバリアフリーな設計にしておくことも大切です。


空間を広く見せる

スタイリッシュな雰囲気の30坪の間取り
小ぶりの家は圧迫感や閉塞感を感じやすいのがデメリットです。そうならないために、仕切りを減らしてLDKを一体化したり、吹き抜けや勾配天井で天井を高くしたりして、空間を広く見せると良いでしょう。家族の人数に合わせて部屋を用意すると、一つ一つの空間が小さくなってしまうため、よく相談して部屋の数や大きさを決めましょう。


30坪の家の間取りおすすめ実例4選


壁一面の造作棚でおしゃれに収納

壁一面の造作棚のある30坪の間取り
こちらの住宅は、LDKの一角に小上がりの畳スペースを設けています。壁一面に造作された収納棚は見せる収納となっていて、そこに置かれた小物類が空間に彩りを与えています。小上がりの段差にも収納が設けられていて、空間を余すことなく使えていますね。このLDKは間仕切りが少なく、天井は吹き抜けになっていて、実際の広さ以上の開放感を感じられます。


将来は部屋を分けて子供室に

30坪の間取りのおしゃれなコンパクトハウス
家を建てたはいいものの、のちに子どもが増えて部屋が足りなくなってしまうということは、小さな家に起こりがちなトラブルです。こちらの事例のフリースペースは、現在はセカンドリビングとして使っていますが、将来的には子ども部屋として使用する予定とのこと。間仕切りで二部屋に分けることができるため、子どもが増えても柔軟に対応できる設計となっています。


プライバシーの守られた中庭

コの字型の中庭のある30坪の間取り
狭さを感じさせない家を建てるなら、中庭は非常に良いアイデア。こちらの平屋はコの字型になっていて、家のどこにいても中庭に向かって視界が広がっていきます。家に庭を設けたくても、外部の視線が気になって落ち着かないという人も多いと思いますが、こちらの事例は三方が壁に囲まれているため、家族だけのプライベートな時間をゆったりと過ごすことができます。


狭小地の3階建てガレージハウス

30坪の間取りの3階建て住宅の外観
こちらは間口5m、敷地面積14.8坪という狭小地に建てられた3階建て住宅。1階部分は駐車スペースになっていて、狭い敷地でも愛車を安全に納めることができています。2階以上が居住スペースとなっていて、リビングは最も明るい3階に配置しています。光と風をたっぷりと取り込むことができるため、開放的で心地の良い空間となっています。


まとめ

30坪の家を建てる際には、スペースが限られている中で、さまざまなライフスタイルの変化に対応できる設計が重要と言えるでしょう。家を建てる前に家族でこれからの暮らしについてよく話し合い、快適な家づくりに反映させてくださいね。

30坪の間取り 施工例

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