豊川市 伊奈町の家「線路沿いの吹抜けリビングのある家」

線路が近接する敷地のため、線路からの錆の飛散を考慮して外壁は耐久性の高いガルバリウムを使用し、色は万が一錆が付着した際に目立たないように赤褐色としました。 一部板張りとした外壁は月日を重ねるごとに変化していく様子も楽しむことができます。

あえて天井高を低くすることで、吹き抜けとの差が生まれ、空間をより開放的にできる。 吹抜けから差し込む陽の光が心地よいダイニングとなりました。

フレームがあることで、奥行きができ、動きのあるファサードとなりました。 全体に板金の外壁で納めつつ、一部をサイディングの上に吹付け塗装とすることで アクセントをつけました。

なるべくLDKでみんなで過ごしたいとのご要望で、仕切りのないLDK。 1つのラインにまとまることで、いつどこに居ても家族間の距離を近く感じられることができます。階段の一角には、ルンバ基地を設け、視界に入らないよう考えられています。

陽の光と無垢材の温み溢れる空間が出迎えてくれる個性的な形の玄関ホール。 玄関扉を開けると窓の向こうに見える空や植栽が空間をさらに広く感じさせてくれます。

奥様のご要望でコンクリート風の塗装をした、こだわりのスペース。 ポーターズペイントを採用し、その横にあるスリットで光のムラができ、動きのある空間となりました。 壁の凸凹感が陽の具合によって見え方が変化する楽しみ方もできる空間となりました。

奥様のご要望で造作のベンチを、旦那様のご要望で、TVを寝転がりながら見れるようにと埋め込みの畳を設けました。 ベンチ下にはサッと物をしまえる収納スペースを作りました。

階段下のワークスペース。階段横の扉を閉めれば1つの部屋へと早変わり。 開放的なLDKとは打って変わって閉鎖的な空間。 これも日常の楽しみ方の１つに加え、いろんな場面で活用できる。 世の旦那さんの憧れの隠れ家的な書斎となりました。

造作の洗面台。家全体の壁紙のホワイトカラーから淡いくすんだブルーの壁紙を取り入れることで、他とは違うお店のような可愛らしいお手洗い空間に。

なるべくLDKでみんなで過ごしたいとのことで、とてもシンプルな子供部屋にしました。 小窓の先に吹き抜け、更にもう１つの子供部屋の開口へとワンラインの風の通り道をつくりました。風通しの良い居心地の良い子供部屋となりました。