
LDKの中心に掘りごたつを造作し、家族と同じ目線で会話できるキッチン。コンロ前もガラス張りなので、料理中もLDKの隅々まで目が行き届くので家事もはかどりますと(奥様談)。
三人のお子様を持つご夫婦。お子様の成長とともに賃貸の住まいが手狭となり新築住宅の建築となりました。設計のコンセプトは『寄り添い』。まだ小さなお子様がみえるので、キッチンに立つお母様の目が行き届く間取りの構成。家族が程良い距離間で其々の時間を送ることが出来る絶妙な空間バランス。そして、限られた床面積のなかで狭さを感じることがなきよう、キッチンと座卓を中心として回廊性を持たせています。
「楽しく子育てできる家にしたい」という奥様の希望をくみ、キッチンスペースの床を下げるプランを採用。キッチンに建った奥様と座卓に座る家族の目線の高さが合うように。南側の大きな開口部から光がたっぷり入る開放的なLDK。ナラ材の床の上で長男と次男は気持ちよさそうに遊んでいる。長女は掘りごたつでお父さんと勉強中。そんな家族の姿が目に浮かぶ子どもと暮らす住まいとなっています。