床面積としては4.5帖しかないお子さま部屋ですが、幅3m×奥行き1.3mほどのロフトスペースを設けることで第2の居場所を作り出しています。ロフトを設けたことでロフト下の廊下の天井高は約2mと低くなっています。こうした細かな部分も計画段階で協議を行い進めていきます。
ご主人の実家の東に面した畑を農地転用するところから家づくりがスタート。将来的には大型犬と一緒に暮らせる平屋を望まれていたことから、中庭コートのある平屋のプランで計画を進めることに。大手建築会社に勤務するご主人からは、部屋の中に居るのか外に居るのか分からないような内と外が繋がる土間のイメージと平屋ならではの天井高を活用した変化のある間取りのご要望を賜りました。奥様からは、可能な限り物を置かずシンプルに暮らしたい旨のご要望を賜り、各所に収納を確保するとともに約10帖の小屋裏収納も完備いたしました。外部からの視線を遮断しカーテンも必要最低限に設けただけのプライベート空間。北棟と南棟が廊下で繋がるコの字型の平屋は、最新の床下エアコンであるパッシブ冷暖も備えて年中快適に過ごせる超贅沢な住いとなりました。