中庭に接する北棟南面の様子。居室から隣地建物の姿を極力見えないように廊下や塀の建築物を設けプライバシー空間を創出。そのうえで、薄暗く閉鎖的な空間とならないよう隣地宅データなどを基に日射シミュレーションを実施。北棟建物の屋根勾配を北に流れる片流れとして南面に4mの大開口を設けました。
当初検討していた予定地の造成工事費が高額となるため第2候補地であるご実家の敷地に接する土地で計画がスタート。
周辺環境などを考慮し、外に閉じ内に開く中庭のある平屋での暮らし方をご提案させていただいたところ、ご夫婦ともにファーストプランを大変気に入っていただきました。
SE構法を採用することで、中庭に面するリビング南側の大開口が可能となり、中庭から内土間、そしてリビング+畳スペースへと仕切りのない開放的な空間を創出。
しかも、南面の天井高は4メートル。これだけの大開口+大空間でも耐震等級は最高等級の「3」を実現しています。
日々多忙を極めるご夫妻がしっかりとくつろげるようプライベート性の確保を優先。
外に閉じた空間でありながらも、中庭と室内がしっかりと繋がることで静けさのある開放的な住まいとなりました。
そして、お料理の得意なご主人と奥様がこだわられた並列キッチンと海外製の食洗機も採用させていただき、新築を検討するにあたり「やりたいこと」を相当数上げてましたが、概ね叶えることができ大変満足しているとのお施主様のお言葉が嬉しく胸に響きました。
「ご家族の幸せづくり」
これからも末永いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。